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記述式問題の解き方

記述式問題民法で2問、行政法で1問の計3問出題されます。

 

記述式問題は苦手と思っている人が多いように感じます。
私も好きではありませんでした。

 

記述式用の勉強をする必要はありません。
聞かれたことに自分の法律知識を駆使して解答するだけです。

 

インプットではなくてアウトプットができるかどうかになってきます。

 

例えば、「○○するにはどのような要件でだれにどのような請求をすればよいか?」
というよくあるパターンの問題があったとします。

 

3つ(どんな要件、だれに、どんな請求)聞いてますので、それぞれ答えてあげればよいだけです。
解答の形式は「△△に対して□□だったときにXXを請求できる。」となる訳です。
あとは、必要なキーワードがアウトプットできれば解答できますね。
普通にテキストに載ってるようなレベルの知識が問われているだけです。

 

記述式だから特別な勉強がいるということではなく、ちゃんと知識が身についていれば特に問題はありません。
記述式はアウトプットができるかどうかです。
アウトプットできないのであれば、理由は勉強不足ですのでもう一度テキストを学習してください。

 

私は60点中50点も得点することができましたが、特別な勉強は一切していませんよ。

記述式問題の採点について

記述式試験の採点はどのようなやり方で行われているのでしょうか?

 

採点方法は明らかになっていませんが、よく言われているのがキーワードで配点されるというものです。

 

例えば、「○○するにはどのような要件でだれにどのような請求をすればよいか?」
という問題だった場合は、

  1. どのような要件
  2. だれに
  3. どのような請求

の3つを聞いています。

 

基本は1つ6点で、重要と思われる要件が+2点という感じでしょうか。
設問の意図に沿った解答をしないと減点もしくは0点ということがあるようです。
誤字脱字については基本的に0点と考えてください。

 

書かないと確実に0点ですが、間違っていても設問の意図に沿って解答するだけで部分点がもらえる可能性がありますので、決して空欄としないようにしましょう。

記述式の採点で合格率を調整しているという噂

行政書士試験の都市伝説になっていますが、合格率が高そうになると記述式の採点を辛くして(鬼採点)、合格率の調整をしているという話をあちこちで聞きます。
本当にそのようなことがされているのでしょうか?

 

私は2回行政書士試験を受けて、記述式も2回採点されています。
その私が感じたのは、
「記述式の採点で合格率は調整していない!」
です。

 

平成25年度の試験は、問題が易しかったと言われており、記述の採点が辛くなるというのが合格発表前からずっと言われていました。
結果10%を超える合格率となり、近年で高い合格率となりました。

 

では、実際の採点はどうだったかと言うと、
記述式は60点中50点でした。

 

50点ですよ?
自己採点はいって30点くらいかなと思ってましたよ。
間違いなく鬼採点じゃないですよ。

 

逆に平成24年度の記述式の採点は辛く感じました。

 

採点者によって採点が違う
と過去2回の記述式の採点結果から感じています。
おそらく、同じ解答内容だったとしても、採点者の違いによって±10点はあると思います。

 

こればかりはどうしようもありませんが、完璧な解答が無理だとしても、突っ込みどころを見せないように注意して解答する必要がありますね。